やっぱ結婚するなら9月かな
美しいとしか形容のできない曲がある。
「Brazilian Wedding Song」という副題が付いているイヴァン・リンスの「Setembro」という曲。
さすがクインシー・ジョーンズという洗練されたアレンジ。
この曲を広めるきっかけになったバージョン。
でもなぁ、、オリジナルのエレピの音とベースの音が私は好みです。
胸毛とギャランドゥ。
「破天荒じゃないチェット・ベイカー」クリス・ボッテイは静謐なアレンジ。
一時期パット・メセニー・グループサウンドの核だったペドロ・アズナールは想定通りこの曲にあっている。
ちなみにアルゼンチンの人です。
- アーティスト:アーマンド・マーサル(perc),スティーヴ・ロドビー(b),パット・メセニー(g),パット・メセニー・グループ,ペドロ・アズナール(vo、g、ts、perc),ポール・ワーティコ(ds),ライル・メイズ(key)
- 発売日: 2010/01/27
- メディア: CD
共生よりも「ちゃんこ」がいい
寛容な多文化主義政策が頓挫した国、オランダで何が起きたのか https://t.co/EjMJn7hUX2
— キドノブユキ (@zerozeroheaven) 2020年5月3日
音楽は意識的にも無意識にも影響したりされたりする。
ギターを使ったブルースは、アメリカでの1915年の万国博覧会を契機としたハワイアンギターの流行によって、ハワイアンから影響を受けているのはよく知られている。
Guitar Blues by Sylvester Weaver (1923, Blues legend)
1923年にシルヴェスター・ウィーヴァーが録音したギターによる器楽曲「Guitar Blues」が、録音された最初のギターを使ったブルースとして知られています。
ブルース、意外と歴史が浅い。
Guitar Rag by Sylvester Weaver (1927, Blues legend)
こちらの曲は「途中、明らかに「アロハ・オエ」を模したスライド・ギターのフレーズが出てくる」(北中正和著『ギターは日本の歌をどう変えたか ギターのポピュラー音楽史』平凡社新書 )
逆もあり。
ハワイアン音楽最高のギタリスト(と言われている) ソル・ホオピイ。
アルプス地方のヨーデルがアメリカに伝わり(ヴォードヴィルショーでスイスのヨーデルが歌われたようだ)、カントリー・ミュージックと結びついてカントリー・ヨーデルというアルプスのヨーデルとは違った一つのジャンルを形成したケースもあるしね。
Jimmie Rodgers - Blue Yodel No 1 (T For Texas)
キーボードの「ベンダー」もスライドギターに影響されているに違いない。(半音単位の決まった音の間の音を出せる)
ヤマハ YAMAHA キーボード ボーカロイドキーボード VKB-100 リアルタイムに歌詞を歌わせて演奏を楽しむキーボード 専用アプリケーションの使用により初音ミクをはじめとしたシンガーを追加可能
- 発売日: 2017/12/09
- メディア: エレクトロニクス
そのまた逆に管楽器などのニュアンスをギターで表現しようとする人も!
Pat Metheny Group - Are You Going with Me? - 1989
短パンのメセニー。毛深い。
もうわけわからん。
最高。
アーバンでメロウってどないやねん
あれだけ一世風靡したのにろくに再発もされないなんて。
それが雰囲気音楽の宿命なのかもしれないが・・・
バブル期を彩ったチキンシャック。
この曲に耳なじみの方は多数のはず。
その当時在籍メンバーのデレクジャクソン(BASS)作曲の「フラワーズフォーレナ」
フュ―ジョンというより久保田 利伸~のちの宇多田ヒカル、平井堅等につながるジャパニーズR&Bの道しるべとなったグループかもしれない。
これなんか久保田。
麻子父=土岐英史(サックス)、今はブルースの人=山岸潤史(ギター)が大活躍の曲。
今は死語の言葉をつぶやきたくなる・・・
「アーバンだなぁ」
Chickenshack 1987 - 02 La La Means I Love You
こちらはデルフォニックスのメロウなカバー。
この曲はクレジットに載ってないけど、ぽい。
それとなく気づいて・・・それは忖度の強制
最近は語学堪能な方が和訳付きの動画をアップしてくれるので歌詞カードをにらめっこしながらレコード(CD)を聴いていたころのめんどくささを解消してくれた。
便利な世の中だ。
そこで気づいたのが・・・
洋楽のMVが歌詞に比べて「匂わせ度」が高い、ということ。
例えば、風貌は学者のようなエド・シーラン。
・・・引くわ~。
これからもっとスターになるであろうラウヴ。
別れた方がいいよ。
あ、でも「Modern Loneliness」は歌詞もいいので。
Lauv - Modern Loneliness (acoustic) [Official Video]
元々は弾き語りもやってたようなのでアコースティックもカッコいい。
アコースティックだけどリズム感がヒップホップなのを感じるのが新世代ですなぁ。
歌にのせる言葉ってリズム感が必要なので深遠な意味は必要ないという立場ではありますが(深遠さを求める人はポエトリーリーディングへ)MVや曲調とのギャップがありすぎてびっくりです。
と考えると
今さらですがボブ・ディランってやっぱすごいのだな。
Bob Dylan - Like A Rolling Stone 和訳
「マイ・バック・ページ」の曲自体をさらに昇華させたのはキース・ジャレット。
相手を好きになった理由を無理やり探さなくても大丈夫です
Why Do I Love You(なんで好きになったの)
①理由を箇条書きで書いたら非常に冷めます。
②付き合いだしてしばらく経つとなんで好きになったのか分からなくなります。
③結婚するとそんな根源的なところはどうでもよくなります。
アメリカ初のブロードウェイミュージカルとなった傑作で何度も映画化されている作品、『ショウ・ボート』より。
ジェローム・カーン作曲。
キラキラなストリングスで夢を見させてくれるのは、フランク・チャックスフィールド。
”金トラ”エディ・カルバートのムードなトランペット。
最後がマリンバで終わるアレンジに鳥肌。
ラテンタッチのチャーリー・パーカー。
Charlie Parker Why do I love you.avi
リズミカルなブロックコードを奏でているのはウォルター・ビショップ・ジュニア。
ジャマイカがルーツ。
後に名盤「スピーク・ロウ」を世に出します。
ベースのジミー・ギャリソンが目立ち過ぎなのを大目に見ちゃう優しいリーダー。
Sometimes I'm Happy
「時々」俺は幸せならいいんだよ・・・
素敵です!
「平凡な演奏」とかいうやつは地獄へ落ちろ。(何だこの締め)
ちょうどいいあんばいが一番いい
Tiare Tahiti (feat. Pierre Guillemant, Vincent Cordelette)
1957年生まれのフランスのジャズピアニスト、作編曲家マルク・デシャン 。
ラテンの香りをちりばめた切ないメロディーを奏でます。
ラテンぽいジャズとはいえゴンサロ・ルバルカバみたいな技術をさらけ出す系ではない。
程よい。
Crépuscule (feat. Pierre Guillemant, Vincent Cordelette)
そして「ロザリ-」でメロメロになること間違いなし!
marc deschamps.rosalie.sucré-salé
こういうスイング系もちょうどいい。
見る前に跳ぶ勇気はございません
ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」は思春期の入り口に差し掛かったころ大ヒットした。
Van Halen - Jump (Official Music Video)
エディの超絶テクニックやデイヴィッド・リー・ロスのピチピチに目が行きがちだが「この曲、意外と古風だなぁ、ジャズのビッグバンドみたい」とうっすら思っていた(3ヶ月でやめた)ブラバン経験者。
Count Basie - Basie Straight Ahead
Duke Ellington, "Take the A Train"
それを表現してくれたのが、ポール・アンカ!
20年のモヤモヤを晴らしてくれた!ありがとう、アンカ。(とは呼ばない)
ヴァン・ヘイレンも過去の蓄積から生まれたのだなぁと改めて先人たちに感謝したのでした。
このアルバム面白くてあの「なかやまきんに君」のテーマ曲もこんな風に。
PAUL ANKA | It's My Life | 2005
ラスベガスかよ。
ニルバーナだってやる。
Paul Anka - Smells Like Teen Spirit (High Sound Quality)
ちなみにニルバーナはこのカバーが秀逸だと思ふ。
Setenta - Smells Like Latin Spirit
楽しくないっすか?
カート・コバーン信者の方、すみません。