著作権管理団体は単に料金徴収団体ですので、著作権保護のために戦いません
「夢のカルカッタ」は1961年、ローレンス・ウェルクが、ハープシコードとアコーディオン、ハンドクラップをいれたアレンジでUSポップ・チャート1位となった。
8歳の時、フランス共和国北東部のドイツ国境に近いアルザス地方から「移民」としてアメリカにやってきた男が57歳にしてやってのけた偉業!!
しかし・・・もともとは「Tivoli Melody」だったのにいつの間やら「カルカッタ」に題名が変わっていった?!らしく、、、
「Tivoli」はイタリアでは?なぜにインドへ?
1st RECORDING OF: Calcutta (aka Tivoli-Melodie & others) - Werner Müller (1958)
ウェルナー・ミューラー(リカルド・サントス)
ローレンス・ウェルクは、音楽活動と並行して、不動産と著作権ビジネスでお金もたんまり手にした「アメリカンサクセスストーリー」なお方。
1960年代にジェローム・カーンの著作権を320万ドル(当時は1ドル=360円固定だったので11億5千万円!)で手に入れている。
その中には"Smoke Gets in Your Eyes" や "Ol' Man River."などのスタンダードも含まれていた!
ということはテレビで演奏しても他人に払う必要はない!のでこんな企画。
Lawrence Welk Salute to Jerome Kern 1975
ジェローム・カーンに敬意をこめて・・・
哀愁メロはイスカンダルへ
数多くの映画音楽を手がけ、ジャコ・パストリアスやセルジュ・ゲンスブールなどさまざまなジャンルのアーティストと共演するなど多彩な活動で知られるフランスの音楽家ミシェル・コロンビエが1970年に作曲した「エマニュエル」は父エマニュエル・コロンビエに捧げられた作品。
哀愁を帯びたメロディーはたくさんの人にカバーされている。
Emmanuel - Toots Thielemans ( M. Colombier )
ハーモニカって音出た途端、切ない。
ダニエル・リカーリのため息ボイスも切ない響き。
Danielle Licari - "Emmanuel" (from "Wings" by Michel Colombier )
この曲に影響を与えているに違いない(憶測)
冬にぬくもりを求めるなら、めんどくさい異性より手ごろな暖房器具を
寒くなっております。
さわやかな・・・
「想い出のウインター・ラブ」
ビル・パーセルが放った全米9位のヒット曲(1963年)。
Our Winter Love - Bill Pursell 1963
70年代にはこんなテイストにも手を染めています。(悪いことではない)
Bill Pursell and the Nashville Sweat Band - Deja Vu
「洋モノ」ないかがわしい声あり。
ザ・スウェット・サウンド[日本初CD化 / 国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5656)
- アーティスト:ビル・パーセル・アンド・ザ・ナッシュヴィル・スウェット・バンド・アイデス
- 出版社/メーカー: SOLID/T.K.RECORDS
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: CD
事件はすでにメキシコで起こっていた!
ボイジャー探査機に「地球の音」として、搭載されたゴールデンレコードにも収められたほどの、メキシコを代表する歌曲の一つ「エル・カスカベル」。
アントニオ・マシエルの歌とコーラス、ハラーナやヴァイオリン、アルパからなる兄弟トリオ、ロス・アギリージャス。
「キターー」の俳優が主演の刑事ドラマの元曲です。
世の中には無名の宝石曲があるんですねぇ。
「マリア・エレーナ」のメキシコの作曲家ロレンソ・バルセラータ(1889-1943)が作曲作詞したメキシコ歌曲・ラテンポップス。
アルパの音がキーポイント。
Mariachi de Marina, el cascabel (solo de Arpa)
若い今のマリアッチグループ「Mariachi Chavez」。アメリカ在住。
大きなのっぽの古時計
The New Tellstars (Roosendaal) - My Grandfather's Clock (1965)
上記の演奏は、オランダのギターバンドThe New Tellstarsの1965年のもの。
作詞・作曲はヘンリー・クレイ・ワークで、1876年に発表され、当時アメリカで楽譜が100万部以上売れたそうです。
カントリー・フレーバーのアレンジは数知れず。
有名なのはジョニー・キャッシュでしょうか。
Johnny Cash - My Grandfathers Clock
イントロの「ぽくぽく」が「一休さん」の考えるシーンのもととなった・・・は嘘。
バンジョーが似合う曲ですね。
Dave Hum - My Grandfather's Clock
Everybodys Grandpa/Sings Hits from 'hee Haw'
- アーティスト:Grandpa Jones
- 出版社/メーカー: Omni
- 発売日: 2012/05/15
- メディア: CD
平井堅通過後の我々にはこちらが耳にしっくりくるか?
Boyz II Men - Grandfather's Clock
眠る前なら、マントヴァーニがおすすめですよ。
蛍の光
古くからスコットランドに伝わっていた「オールド・ラング・サイン」をホンキー・トンクでベートーヴェン・ベンという匿名性の高いプレイヤーの演奏。
Auld Lang Syne - Beethoven Ben
蛍の光よりネオンの光を想像させます。
「奇才」ジョン・フェイヒーのギター。
John Fahey - 04 Auld Lang Syne
ドイツ出身のディスコバンド、ボニーM
明るい別れ。
目に砂は反則です
サンドマンさん(ドイツ読みだと「ザントマン」)は、ドイツ伝承の眠りの精で、眠気を誘う魔法の砂を入れた袋を持って夜に子供をたずねて、砂を目にかけて眠らせるんだそうです。
痛いっつうの。
1958年「ロリポップ」のザ・コーデッツが歌ってシングル・チャート全米ランキングは1位となり大ヒット。
大人の余裕を感じるバージョン
フルートのミニマムな調べが印象的。
チェット・アトキンスでも有名な曲です。
Chet Atkins - Mr. Sandman (TV 1954)
Drogheda Brass Band - Mr Sandman - Summer Sounds 2014
楽しそうで何よりです。